指示待ち人間が仕事辞めることに!?指示待ち習慣のリスクを考えよう。
みなさんは仕事をする時に、嫌いな仕事を回されたり、残業をさせられたり、「もっと自由に働かせてくれ!」と思いますか?私はそうでした。しかし世の中には、自由に仕事を選ぶよりも、指示されて仕事をしていたい人もたくさんいます。
仕事の考え方は千差万別なので、指示された仕事だけをこなす自由もあります。しかし、日本は米国みたいに決められた仕事だけをやって給料をもらう雇用契約ではありません。そんな日本で指示待ち人間になってしまうとどうなるか。
指示された仕事しかしない人が、仕事を辞める羽目に!?
そんな可能性があるかもしれない。今日はそんなお話です。
指示なく自由に仕事して良いって、実は大変!?
ある会社は人手が余らないよう、通常時の仕事が回る最低の人数で雇っています。繁忙期には、残業や休日出勤をすることになり、社員には無理がたたってしまします。
じゃあ、繁忙期でも仕事が回る人数にしたら?閑散期には人手が余ってしまいます。そういう企業が増えてほしいと願っていると思いますが、なかなかそうなりません。
それはなぜか、ここで皆さんに質問です。
こう言われたとき、皆さんどう感じるでしょうか?
こうなるのでは、ないでしょうか?
そうなんです。自分が思った以上広い選択肢があると、自由にして良いといわれても、誰かに決めて(選択肢を絞って)欲しいと感じます。「新商品を開発」「廉価な副資材を探す」「生産効率化」など何でも良いのですが、選択肢が自由すぎると困ってしまうことは良くあるのです。
自由に仕事できない=指示待ち人間ではないのですが、前提として、だから企業はギリギリ回る人数で仕事をしている?とも言えるかもしれません…。(うちの会社は基本残業はしませんよ!)
指示待ちじゃない人は、現状に満足していない人
広い自由な選択肢で動ける人は、「これが嫌で我慢してるけど何とかしたい!」とか「今よりもっとこうしたい!」と現状に満足しておらず、問題が明確な人です。逆に困っていない人は、問題解決に思考を巡らせたりしないので、選択肢がでてこずすぐには動けません。
つまり、適度にストレスがある環境の方が思考を巡らせるためのキッカケになるので、実は会社や個人が成長していく為には非常に重要です。
例えば、
こんな感じで、現状に満足していない人はその問題を解決したくて、悩んでいます。この適度なストレスが、日々を良くするために考える訓練になっています。
そもそも、指示待ち人間になる理由とは・・・?
困ってない人というのは、指示された仕事は嫌だけど自分で動いて変えるぐらいなら我慢していた方がマシ、という意味も含みます。「嫌だけど、意見を言うのは大変だ・・・。動いて何か言われたら嫌だし。」と思って、自分で動いて指摘されたり対立するのをストレスに感じます。
「自分で動くストレス」>「周りに決められるストレス」
この方程式に当てはまってしまう人は、仕事は自由に選びたくないし、周りが決めることに耐えて文句を言いつつ、我慢します。これが【指示待ち人間になる理由】です。
こういう人、結構周りにいるんじゃないでしょうか?これは、長い目で見ると非常にまずいです。次章でデメリットを言うので、自分の仕事のやり方について少し考えてみてください。
指示待ち人間のデメリット3選
いろいろ言ってくれるのは最初だけです。指示待ち習慣が板についてくると現状維持から抜け出せなくなりますが、良くないことがあふれています。
周りの人から疎まれる
会社は利益を原資に社員に報酬を払うので、仕事には一定の効率が求められます。人に指示された仕事だけをし続けていると、周りの人はその人の分まで仕事を考える時間が必要になります。周りから動かない面倒な人だと、疎まれるのは覚悟しなければいけません。
会社のリストラ候補になる
いつまでも指示を待っていると自己成長を放棄して見えるため見る目が厳しくなり、周りは出世していく中で部下が上司になり、歳を追うごとに居辛くなります。我慢して仕事をしていても、人事評価が悪ければ会社経営が悪化した時には真っ先に退職勧告をうけるかもしれません。
人生の1/3を不満の中で耐えることになる
出勤して8~10時間働くというのは、人生の1/3を過ごす場所です。そんな膨大な時間を、指示される為にいる場所にしていては本当にもったいないです。指示された仕事はやはり不満が溜まりますし、会社の評価もあまり高くなりません。自分で動いた仕事は、経験が増えて成長しますし、会社も自主性も含めて評価します。
もちろん、そうなってしまうのには事情があるのかもしれません。
その通りです。上司は部下がスムーズに動けるように仕事の管理する役目ですが、上司は全て自分の思い通りの管理はしてくれないのです。
そのためこう考えてみてはどうでしょうか?自由な仕事を選択できる状態は自分の能力を見せるチャンスだと。この時間をどう増やすか、その動きのために何をするのか、周りの人は見ていますし、その成果は必ず伝わります。
- 「現状に課題を感じて、未来が良くなる一歩を考えて動く人」
- 「自分には無理だと諦めて、言われたことだけ仕事する人」
前者は選ぶと大変な気がしますが、指示待ちの未来も大変そうでしたよね?できない理由、やらない理由は無限に作ることができますから、いろんな問題に対して自発的に意見を考えて動いてみてはいかがでしょうか。
自分も周りもWIN-WINになるように、まずは少し動いてみて、未来が良くなる一歩を考えて動く人になれば、結果として成長や評価につながると思います。
まとめ:指示待ち人間は、自分も周りも得しない。
いかがでしたか?実際に頭では分かっていても、自分で決めて動くことはとても難しいです。しかし、指示待ちの仕事ではなく、自分で動いたことは後の人生にも必ず活きます。自分で主体的に動いた経験が一番の学びになるからです。
経験とはあなたに起こった出来事のことではない。起こったことに対してあなたが何を行ったかなのだ。
(トマス・ヘンリー・ハクスリー:イギリスの生物学者)
心と体にストレスをかけ過ぎてはいけませんが、現状に課題をもって動く姿勢は大切にしてもらえたら嬉しいです。今日も読んでいただき、ありがとうございました。