経営の相談したい、そんな時には・・・?
会社を経営していると、問題や課題が押し寄せてきます。特に中小企業の方々は、相談する相手もいない、どうしたらいいかの勉強方法も分からない、解決するためには大変な労力が必要です。そんな人達に対して強い味方がいることを、皆さんご存知でしょうか。
岐阜県産業経済振興センター!ここに相談しよう!
ホームページをご覧になりたい方は、下記サイトにリンクを貼っておきます。
参考サイト(:公益財団法人 岐阜県産業経済振興センターHP)
ここでは、中小企業の問題を解決するために組織されており、自分だけで解決するには荷が重い内容から、簡単な悩み相談まで色々サポートを行ってくれる存在です。ところで皆さんは、今このように考えていませんか?
いえ、このような公益財団法人は全国にあります!
皆さんの経営課題は、こういった支援センターを活用していれば解決することもあります。ぜひ一度それぞれの地域でも調べて相談してみてください。
岐阜県産業経済振興センターって何?
岐阜県産業経済振興センターは、公益財団法人といって行政庁(内閣府又は都道府県)に公益認定申請を行って設立した、公益性を認められた非常に社会的な信用が高い法人です
その事業目的は、「創業及び中小企業の経営基盤の強化、経営の合理化・安定化、新産業の育成、その他中小企業の経営環境の改善並びに地域振興を支援するための事業の推進を図り、もって岐阜県の産業経済の健全な発展に寄与すること」です。かっこいいですね!
これは中小企業にとっては、心強い味方と言っても過言ではないと思います。ホームページを見てみるとまずトップに10個の支援策を探すことができるようになっています。
- 資金を調達したい
- 専門家に相談したい
- 販路を拡大したい
- 技術力を強化したい
- 新製品・新サービスに取り組みたい
- 起業・創業したい
- 海外展開をしたい
- 部品加工先を探したい
- 設備を導入したい
- 図書・DVDを借りたい
まさに、経営者の悩みを解決するためにある存在であることが良く分かりますね。
岐阜県産業経済振興センターに相談、ワッサン体験談
私が相談した案件の一つを紹介します。私たちの会社に訪問してもらった時は、自動車会社のティア1で経験を積まれたMさんというコーディネーターでした。当社の仕事について説明をしたところ、とても魅力的な仕事だと言っていただき、今一番やりたい事は何かと聞いてくれました。
当時の私が一番やりたかった事は、大きい製品への加工が難しかったのでこう言いました。
率直にやりたいことを相談したので、多少わがままとも思えたのですが、全く気にすることなく、岐阜県産業経済振興センターの知識を、その当時の自分では考えもしない対応をしてくれました。
と言って、その年にある助成金の一覧を持ってきてくれ、資金の事まで考えながら解決にむけて一連の流れを考えてくれたことを覚えています。実際に当時あった通称「ものづくり補助金」と言われる国の助成金資料を送っていただき、その分厚い資料をみながら、手取り足取り採択に向けた文章を作っていきました。結果は「不採択」でしたが、その時作った資料が経営計画書や自社の強みを理解する上で貴重な経験になりました。
また、その一生懸命作った資料は真剣に考え抜いて書いた分、市の補助金・県の補助金に横展開したところ無事「採択」されて、社内の修繕や新しい機械の購入をすることができたので、本当に相談して良かったと思っています。
その他の相談事例を紹介
その他にも、私が活用した事例を簡単にまとめて説明します。実際は毎年何か悩んでいるので、最初に仲良くさせていただいたコーディネーターのMさんに気軽に相談して、色々な悩みに対して意見をいただきました。(コーディネーターの方は、一般企業に勤めて知見をもった方が、試験や面接を経て採用されているそうです。)
- 防災活動の知識を勉強するために、危険予知などをまとめたDVDを借りる
- 商品を開発するために、デザイン事務所に無料で聞ける補助制度を活用する
- 特許を取りたいときに、INPITという特許の相談先を紹介してもらう
- 営業力強化をするために、営業コンサルの専門家に営業先を紹介してもらう
- 製品形状をデータ化したいときに、岐阜県産業技術総合センターを紹介してもらう
- 地域活性化ファンドという補助制度で機械購入の補助をもらう・・・etc.
上記のような形で、色々な方面で支援をしてもらったことが分かると思います。
私が活用していないだけで、各種セミナーや取引トラブルの相談、人材育成の相談もできるようなのでとりあえず何か悩んだら相談しよう、という軽い気持ちで電話してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、岐阜県産業経済振興センターを活用した体験談についてお話ししました。実際経営は大変な辛いことがあると思います。そんな中で、悩んだときに相談できる先があるというのはとても心強いのではないでしょうか?
世の中には辛いことがたくさんありますが、それに打ち勝つことでも溢れています
(ヘレン・ケラー:アメリカ合衆国の社会福祉活動家)
日本はとても良い国で、サポート体制もいろいろな形で存在しています。知っていることで楽になる事もありますし、課題解決への近道になることもあることを覚えておいてください。今日も読んでいただきありがとうございました。