そもそも仕事とは?について答えます。改めて仕事について解説。
さて、皆さんは仕事についてどんなイメージをお持ちですか?
- 会社に所属して働き、お金をもらう。
- 自分の能力を生かして、お金をもらう。
- モノやサービスを売って、お金をもらう。
こんな感じではないしょうか?どれも事実ですし間違っていないとおもいます。
そうやって実際に仕事をしながらお金をもらっています。私自身もそうやってお金を頂いていますが、いろんな意味で語られる仕事を、もし一言で表すならば…
誰かに「幸せ」を与えて、かわりに「対価」を貰う行為
これが、「そもそも仕事とは何か?」の答えです。
- 会社に所属してみんなで作業を分担して、何をしているのでしょうか?
- 歌手やスポーツ選手は、自分の能力を生かして何をしているのでしょうか?
- 会社はモノやサービスを何のために作っているのでしょうか?
これはすべて、誰かを「幸せ」にして、「対価」を貰っているのです。
支払う対価が決まる、仕事の【3要素】
たとえギャンブルやタバコのような、後々の人生に必ずしも幸せになる結果をもたらさない可能性がある場合であっても、瞬間的には人に幸せを感じていますし、それらに対価を払うことで仕事は成立しています。
その仕事を考えるにあたっては、必要な【3要素】があります。
「誰」がどんな「幸せ」を「どれくらい与える」のか
この3点の総合値としての結果によって、支払う対価が変わってくるのです。
実際のモノやサービスで考えてみる
こんな前提をもとに、仕事で消費者に提供するモノやサービス考えてみましょう。
スナック菓子
スナック菓子を食べて美味しかった!という幸せを提供します。脂質は大体の人を幸せに感じさせる力がありますが、食べ過ぎると太りますし、栄養機能は少なめです。
誰:普通の人
幸せ:美味しさ
どれくらい与える:全国のコンビニどこでも
対価:150円
プロ野球選手
自分では到底できない魅力的な動作を見せて、この人すごい!と思わせた時、幸せな体験を提供します。そのスポーツのすごさはその相手の理解によるので、全く知らなければ価値を感じることは難しいです。
誰:スポーツ観戦者
幸せ:選手の技術をみる
どれくらい与える:月に3回の野球会場
対価:5000円
なんとなく、イメージとしてはこんな感じですね。
その他
- iPhone12
誰:高い良いスマホが欲しい人
幸せ:利便性・デザイン性・高価格
どれくらい与える:アップルストアでいつでも
対価:82280円
- 弁護士
誰:法律で困った人
幸せ:裁判の勝利
どれくらい与える:解決できる専門家だけ
対価:10,000~500,000円
- 人間国宝がつくる器
誰:最高傑作の器が欲しい人
幸せ:至宝の技術
どれくらい与える:全国に10名以内
対価:数百万円~青天井
などもあります。
- モノやサービスは、狭い範囲の人に、まぁまぁの幸せで、どこでも手に入るときは安価になりやすい傾向があります。単価が安くなっていく。
- モノやサービスは、広い範囲の人に、とても魅力的な幸せで、なかなか手に入らないときは高価になりやすい傾向があります。単価が高くなっていく。
これらが、仕事の対価を払うためのとても重要な基準として判断されるているのです。仕事の本質について、少し理解できたのではないかと思います。
まとめ:仕事の3要素を考えて仕事しよう
では最後にこれを踏まえて、読んでいる皆様が幸せに仕事ができるように、会社の分業制の中で仕事の対価を多くもらうための方法を少し考えてみましょう。
事務作業の場合
簡単な一例ですが、あなたが書類整理の事務仕事をしていたとします。
①誰に対して②どんな幸せを③どれくらい与えているのか。を考えると…
①書類を見る人に対して、
②わかりやすくまとまった内容が見れる書類を、
③今あるエクセル・ワードの知識を使って、与えている。
その対価は、仮に月20万円としたら?この条件をアップさせるためには、
①書類を見る人、書類を作る人の両方に対して、
②グラフ化・計算化をして見やすく、統一書式のマニュアル化して作りやすく、
③エクセルコードや、ワード作業の時短知識を覚えてより専門的な知識を与える。
といった感じでしょうか?
こうしていくことで、①幸せになる人の母数を増やして②幸せになる内容も増やして③自分が与えられる書類編集の高い専門的や作業効率の量を増やす。そんなことができれば、まず間違いなく対価としての月給は上がると思います。
もしそれでも、簡単に給料が上がらなかったとしても、その経験と知識と技術は、別の就職先に行った時にも必ず役に立ちますから、腐らないでください。頑張りは必ず人生を豊かにします。
かの有名なデールカーネギーも、このような言葉を残しています。
ビジネスで成功する一番の方法は、人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく、人にどれだけのことをしてあげられるかを考えることである。
綺麗ごとにも聞こえるかもしれませんが、これも一つの事実です。どんなプロセスであったとしても①~③をもとに考えていくことで、成果もおのずとでてくるのではないかと思います。